• 医療機関名:【明石市立市民病院】
  • <初期研修プログラム >

案件番号【56】

<正式初期研修プログラム>

初期研修プログラム

≪初期研修プログラム≫

<プログラムの特徴>

<臨床研修の目標>
人間を全体として捉えて、患者本位の医療を行なうための基本的姿勢を培い、医学部で習得した
知識をさらに高め、医療技術に習熟するための基本的鍛錬を行なう。
具体的には、
1. 臨床医に必要な基本的知識及び技能の習得
2. 頻度の高い救急疾患の初期治療を習得
3. 医師としての使命、倫理観及び深い人間性を身に付ける
ことがこの研修の目標である。

日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療
能力(態度、技能、知識)を身につけることができることを基本に研修を行う。

<プログラムの概要・内容>

【1年目】
内科 6 ヶ月 :内科・神経内科・循環器科:4 ヶ月、消化器科2 ヶ月
救急 2 ヶ月 :救急外来、麻酔科を中心に救急に必要な手技取得を行う。
必修A、B、C :小児科、外科、整形外科を行う。いずれか1 診療科を2 ヶ月、2 診療科を1 ヶ月実施する。

【2年目】
必修科目 :地域医療(1 ヶ月)、産婦人科(1 ヶ月)、精神科(1 ヶ月)
救急(1 ヶ月):ただし、2 年目における救急外来日当直の日数をもって
1 ヶ月相当分の研修期間とみなすことも可能とする。
(この場合、選択1,2,3 はそれぞれ3 月の期間として設定する。)
選択科目 :3 科目選択可能とする。また、重複選択も可能とする。
内科、神経内科、循環器科、消化器科、心療内科・精神科、外科
整形外科、脳神経外科、産婦人科、小児科、皮膚科、泌尿器科、
眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、地域保健
(ただし、地域保健は1 ヶ月とし、2 ヶ月分を別途選択可とする。)

※1 年目、2 年目の各年内において、研修順序は任意に定めるものとする。

<スケジュール1>

<内科系プログラムについて>
Ⅰ)到達目標
1) 1 年次の内科必修プログラム(6 か月間)では、内科的疾患の基本的な診断・治療に関する
知識や手技、プライマリ・ケアを習得する。
2) 2 年次の選択プログラムでは、研修医の選択レベルに合わせ、短期間で集中して実際の治
療や手技が習得できるよう各内科診療科のプログラムを作成した。
Ⅱ)内科必修プログラムにおける方針
1) 外来・救急・病棟・検査において指導医の診療に参加し、内科診療の基本を習得する。
2) 指導医とともに入院患者を受け持つ。
3) 選択プログラムでは、より専門的な立場から検査・治療を計画・実行できるよう指導する。
Ⅲ)内科必修プログラムの研修内容
将来、臨床医として内科以外の診療に従事する研修医にとっても、最低限必要な内科的知識
と診療技術を習得させる。研修は内科を2 分野に分けて研修を行う。
1 糖尿病・内分泌、血液・免疫アレルギー、腎臓・高血圧、呼吸器、神経、循環器(4 ヵ月)
2 消化器(胃腸、胆膵、)(2 ヵ月)
上記の2 分野をローテートする中で、
(1) 外来では、指導医から各内科診療科の診察法、患者指導法、検査計画、治療法を習得する。
(2) 指導医と代表的な内科疾患の入院患者の診療にあたる。
(3) 担当する入院患者の検査、治療には積極的に参加し、検査・手技・治療法の習得に努める。
(4) 死亡例については、可能な限り剖検を行い、正確な病態の把握に努める。
(5) 学会、研究会に参加し、症例報告を中心とした発表を行う。
Ⅳ)教育体制
1) 各診療科の部長、副部長、医長、副医長などの指導医が担当する。
2) 毎週の症例検討会では、担当患者の診断・治療方針の報告を行い、全員で討議する。
3) 部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行い、診断・治療について指導を受ける。
4) CPCカンファレンスに参加し、病態解析能力を向上させる。
5) 積極的に講演会に参加し、臨床・研究に対する意欲を向上させる。
6) 当直に参加し、急変時の対応や救急のプライマリ・ケアを習得する。
7) 各項目で行動目標を設定し、指導医の評価と自己評価を行う。
Ⅴ)教育スケジュール
月曜日から金曜日まで原則午前中は外来・救急診療、処置・検査出番とし、診療実技の習得
に努める。午後は指導医のもとで入院患者の診療、実技の実習を行い、指導医・スタッフによ
るレクチャーに参加する。
Ⅵ)内科必修プログラムの経験目標
6 か月の必修プログラムの中で、内科のすべての範囲で十分な実践的研修を積むことは困難
である。そのため、各診療科で頻度の高い疾患、稀ではあるが、重要である疾患に対して、臨
床医として必要な基礎知識・基本診療手技と救急患者への初期治療を習得することを目標とす
る。

<糖尿病・内分泌疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ) 基本方針
1) 内科全般にわたる疾患、頻度の高い糖尿病・内分泌疾患に対して、正しい診察法や適切な検
査が選択できる知識・技能を修得し、これに基づいた正確な診断、治療を行えるようにする。
(A-1001~A-1003、A-2001、A-6001、B-1003、B-1004、B-3181、B-3182)
2) 選択プログラムでは、より専門的な立場から検査、治療を計画、実行できるよう指導する。
(A-6002~A-6006、A-7001~A-7004)
Ⅱ)研修内容
1) 糖尿病教室に参加し、患者の行動・心理を理解する。(S-0011~S-0013)
2) 糖尿病診断に必要な検査とその解釈を理解し、適切な治療を行う。(A-3001、A-3002、A-3008、
B-3104)
3) 糖尿病合併症の適切な検査と正しい診断、治療ならびに専門診療科へのコンサルトができる
ようにする。(S-0021、S-0022、S-0024、S-0025)
4) 高脂血症、高尿酸血症の診断と分類ができ、適切な治療を行う。(A-5001、B-3105、B-3106)
5) 甲状腺、副甲状腺、下垂体、副腎疾患の診断に必要な検査とその結果の解釈を理解し、適切
な治療を行う。(B-3101~B-3103)
Ⅲ)教育体制
代謝・内分泌・糖尿病患者を担当することで、実地診療能力を高める。また、糖尿病教室のス
タッフの一員として参加する。

<呼吸器疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ)基本方針
1) 胸部X線写真およびCTの読影、肺機能検査の基本的な事項について理解し、各呼吸器疾患の治
療法について研修する。(A-3011、A-3016、A-3018)
2) 頻度の多い呼吸器の救急疾患に対して、充分対応できる能力を身につける。(A-4101、A-4102)
3) 選択プログラムでは、局所解剖を詳細に理解し、画像の専門的な読影能力、高度な検査技術、
治療手技について研修する。(A-3019)
Ⅱ)研修内容
1) 呼吸器疾患における以下の検査手技・治療法の正しい適応と結果の解釈ができる。(A-3010、
A-5001、A-5003)
痰採取法と検査法 細胞診、微生物学的検査、PCR 法
胸部X線診断法 単純撮影、断層撮影、肺血管造影、胸部 CT、胸部 MRI
核医学的診断法 肺血流スキャン、骨シンチ、腫瘍シンチ
呼吸機能検査法 換気力学的検査法:スパイログラフィー、肺気量分画、動脈血ガス分
析、経皮的酸素飽和度モニター
呼吸管理酸素療法、レスピレーター、NIPPV 気管内挿管、在宅酸素療法
2) 以下の主要な症状の病態を知り、正確な診断・治療を導き出す。
1. 頻度の高い症状(B-1009、B-1021、B-1022)
2. 緊急を要する症状・病態(B-2005、B-2012)
3. 経験が求められる疾患・病態(B-3061~B-3063、B-3065~B-3067、B-3141~B-3144)
3) 院内感染の予防や拡大阻止に向けての正確な知識をもつ(S-0043)。
Ⅲ)教育体制
1. 呼吸器患者を担当することで、実地診療能力を高める
2. 外科および放射線科医師とともにもとに、集学的治療を実践する。
3. 指導医のもとで、積極的に検査に参画し、所見の記載をする。

<腎臓・高血圧疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ)基本方針
1) 必修プログラムでは、尿沈査、腎臓超音波検査、腎生検などの検査手技を理解する。また各
腎機能検査結果や意味を十分に理解し鑑別診断を含めて各腎疾患の診断法・治療法を習得す
る。高血圧症においては正確な血圧測定法、二次性高血圧症の鑑別診断、標的臓器障害の評
価法、病態に応じた降圧薬の投与法、副作用などについて習得する。さらに高血圧性緊急症、
準緊急症の診断および治療についても研修する。(A-3001、A-3017、B-1005、B-2010、B-3081
~B-3083)
2) 選択プログラムでは、腎臓疾患および本態性、二次性高血圧症のより専門的な検査と治療に
主体的に参加できるように、指導医のもとで研修する。
Ⅱ)研修内容
腎臓・高血圧疾患における以下の検査手技・治療法を正しく理解する、あるいは実行する。
1) 腎生理・生理検査:酸塩基平衡、水電解質代謝、クリアランスの施行、レニンアンジオテン
シン系負荷試験、尿定性、尿沈査(鏡検を含む)
2) 腎臓および心臓超音波検査法
3) 腎生検検査法、組織診断法
4) 腎血管造影法
5) 選択的腎、副腎静脈採血および造影法
6) ブラッドアクセスの造設法および内シャント穿刺法(A-4112)
7) 血液浄化療法:血液透析療法、持続的血液濾過透析療法、血漿交換療法、限外濾過療法、難
治性ネフローゼ、閉塞性動脈硬化症などに対するLDL 吸着療法など
8) 非観血的24時間血圧測定法(B-3058)
9) 脈波伝播速度測定法
Ⅲ)教育体制
1) 腎臓高血圧患者を担当することで、実地診療能力を高める。
2) 人工透析室のカンファレンスに積極的に参加する。

<血液、免疫・アレルギー疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ)基本方針
1) 必修プログラムでは、末梢血所見、凝固検査、骨髄穿刺、輸血療法、抗菌薬投与、抗腫瘍薬
投与などの血液疾患の基本的な検査手技と治療法を習得する。(A-3003、A-3004、A-5004、B-1001、
B-1006、B-3011~B-3014)
2) 各種膠原病、リウマチ性疾患における疾患概念を理解し、症状から診断への手順,ステロイ
ドをふくめた基本的な薬物療法を中心に修得する。(A-3009、B-3151)
3) 選択プログラムでは,血液、免疫・アレルギー疾患のより専門的な検査と治療を指導医のも
とで主体的に参加し,他領域疾患の治療にも応用できる幅広い知識を身につける。(A-5002、
B-3153)
Ⅱ)研修内容
血液、免疫・アレルギー疾患における以下の検査手技と結果の解釈・治療法を正しく理解する。
1) リンパ病理組織 (B-3013)
2) フローサイトメトリー法 (B-3012)
3) 血液腫瘍の遺伝子検査 (B-3012)
4) 抗腫瘍薬、抗菌薬投与療法 (A-5002)
5) 自家末梢血幹細胞移植 (S-0041、S-0042)
6) 無菌室管理
7) 膠原病、類縁疾患における診断基準、分類基準、重症度分類、免疫血清学的検査(A-3009)
Ⅲ)教育体制
1) 膠原病・リウマチ・アレルギー疾患患者を担当することで実地診療能力を高める。
2) 血液疾患領域の基本的知識および手技について、実地診療を通じて学び、能力を高める。

<神経疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
1) 臨床医として必要な神経学的診察法を身につけ、検査手技、各種検査の理解を習得する。
2) 神経疾患の基本的な鑑別診断・治療法を理解する。
Ⅱ)基本方針
1) 必修プログラムでは、問診技術・神経学的診察法を習得した上で、髄液検査、神経伝導速度、
針筋電図、誘発電位、脳波等などの神経学的検査、頭部CT・MRI・MRA などの神経放射線学
的検査、頚動脈超音波などの検査の基礎と適応を理解し、頻度が高くかつ重要な神経疾患の鑑
別診断・治療法を習得する。
2) 選択プログラムでは,神経疾患のより専門的な検査と鑑別診断・治療に主体的に参加し、神経
学的検査手技を習得できるように指導医のもとで研修する。
Ⅲ)研修内容
1) 神経学的診察法を習得する。(A2007)
2) 神経学的エマージェンシーを理解し鑑別診断を行なう。
3) 神経学的検査(髄液検査、神経伝導速度、針筋電図、誘発電位、脳波等)を適切に指示し、
結果を解釈する。(A3012、A 3021)
4) 神経放射線学的検査(頭部CT・MRI・MRA、頚椎MRI 等)を適切に指示し、結果を解釈
する。
5) 頚動脈超音波検査を適切に指示し、結果を解釈する。
6) 脳血管障害、髄膜炎、脳炎等の神経疾患の鑑別診断を理解する。(B1010~1013, 2003,
3024,3025)
7) 脳血管障害などの神経疾患の治療法、リハビリテーションを理解する。
Ⅳ)教育体制
1) 神経学的検査、頚動脈超音波などの検査に参加し、神経放射線学的検査の理解を深める。
2) 担当患者の診断・治療を通して、神経学診察法を習得し、指導医のもとで神経疾患の鑑別診
断・治療法を理解する。

<循環器疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ) 到達目標
1) 医療人としての基本的姿勢、態度を身につけるとともに、幅広い臨床能力をもった医師にな
るために、種々の循環器疾患の診療を通じて、基本的な診察法と的確な病態把握に必要な各
種検査法および治療方法を立案し実行できるようになること(B3051~B3057、B3064)。
II)基本方針
1) 必修プログラムでは、基本的な身体診察法を習得した上で、心電図、心臓超音波検査、運動
負荷試験、心臓カテーテル検査などの検査手技を理解し、主要な診断、治療のガイドライン
を基本にして、頻度の高い疾患、稀ではあるが重要な疾患にしぼって循環器疾患の診断法・
治療法を習得する。(A-1001~A-1003、A-2003、B-1019、B-1020)循環器疾患は常に生命
に直結することが多く、循環器救急へも重点をおいた研修を行う。(A-4120、B-2006、B-2007)
最低でも内科学会認定内科医として要求される循環器疾患に関する知識、経験を得ることを
目標とする。
2) 選択プログラムは、循環器疾患のより専門的な検査と治療に主体的に参加できるように、指
導医のもとで研修する。すなわち、必修プログラムをさらに発展させ、多くの検査・手技を
指導医の監督下で直接行ってもらう。特に非観血的検査については、できるだけ単独で行え
ることを目標としている。(A-3005、A-3006)また、観血的検査・治療においては、心臓カ
テーテルによる検査および経皮的冠血管形成術、末梢血管形成術などのインターベンション
治療の経験を積み、さらにそれらの疾患に対する理解を深めていくことを目標とする。
III)研修内容
1) 担当症例の検査・治療にはすべて参加することを原則とする。これとは別に各種検査、治療
などを定期的に担当する。各種カンファレンスには担当症例を報告する。
2) 夜間などは、指導医と共に当直業務に携わり、循環器疾患の救急対応を習得する。
3) CCU・ICU 入室例を担当し、CCU・ICU のスタッフとの連携や診療方針決定の議論に参加
し、知識の共有化に努める。
Ⅳ)教育体制
1) 毎週の循環器疾患カンファレンスでは、当該週における重要症例について、十分な時間をか
けて討議を行い、科全体としての方針を統一すると共に、ミニレクチャー、画像読影などの
試験を行い、知識の充実を促す。
2) 心臓超音波カンファレンス、不整脈セミナー、心臓核医学読影カンファレンスに参加する。

<消化器疾患 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
1) 一般目標
医療人としての基本姿勢・態度を身につけ、消化器疾患の診療を通して、基本的な診察法と的
確な病態把握に基づいた検査法および治療法を計画的に立案し実行できる。
2) 行動目標
①受け持ち患者と良好な患者・医師関係を築き、適切な医療面接ができる。
②腹部の一般的診察を身に付け、適切な病歴の聴取や診療録の記載ができる。
③消化器疾患の診断に必要な一般検査を的確に指示し、結果を解釈できる。
④受け持ち患者に対する適切な治療法を立案し、内服薬・注射薬の的確な処方ができる。
Ⅱ)基本方針
指導医と共に患者を受け持ち、外来・病棟での業務ならびに検査に参加し、下記の研修内容
を習得する。
Ⅲ)研修内容
1) 指導医と共に回診し、受け持ち入院患者の医療面接と診察を自ら行い、カルテに記載し、
指導医のチェックを受ける。(A-1001、A-1002、A-2004、B-1008、B-1023~B-1027、B-2009)
2) 受け持ち患者の訴えをよく聞き、患者の置かれる背景を理解し、予定された検査について
目的と方法を自ら説明し、良好な患者医師関係の確立に努める。(S-0010~S-0013)
3) 受け持ち患者の病態を把握し、自分で検査計画を立案し指導医のチェックを受け、的確な
検査指示の出し方を習得する。
(A-1003、A-3002、B-1008、B-1023~B-1027、B-2009、B-3071~3075、B-3146)
4) 受け持ち患者に対する内服・注射による治療を通しその理論を学習し、的確な処方が出来
るよう指導を受ける。(A-5001~A5003)
5) 上部・下部消化管内視鏡の実地に従事し、手技の実際を見学し指導を受ける。
(A-3014、B-2009、B-3071、3072)
6) 腹部超音波検査法の実地に従事し、手技の実際を見学し指導を受け、実際に実施する。
(A-3015、B-3073~3075)
7) 血液生化学検査、ウイルスマーカー、免疫学的検査、腫瘍マーカー、および画像検査(腹部
超音波検査、腹部CT、MRI)、肝疾患のinterventional radiology(腹部血管造影法など)の
検査手技を理解し、頻度が高くかつ重要な肝臓疾患の診断法・治療法を習得する。(B-3074)
8) 受け持った入院患者の入院概要を記載し、指導医のチェックを受ける。(A-6001~A-6006)
Ⅳ)教育体制
1) 消化器・肝疾患の診断と治療における総合的な診療能力を高めるため、各種症例検討会を行う。
(症例カンファレンス、フィルムカンファレンス、剖検カンファレンス)
2) 院内外の研究会で症例提示や発表ができるように指導する。

<救急部門 必修臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
1)家庭内外で頻繁に発生する内因性および外因性救急疾患の初期治療ができる。
2)各診療科に通院中の患者の急性増悪に対して初期治療ができる、専門家の指導を受けなが
ら救急外来診療を担当できる。
Ⅱ)基本方針(S-0010~S-0064)
当院における救急研修は3 つのパターンがある。第1 は麻酔科中心に救急医療の手技を取得
する。この間については、勤務時間内に各診療科で行う救急医療に際して研修医が各診療科か
らの呼び出しを受けて行うものである。第2 は配属されている診療科において診療で行う救急
医療を担当医あるいは補助医として行うものである。第3 は勤務時間外に来院した患者に対し
て副直として日当直医師とともに行うものである。
3 つのパターンにより勤務時間内と勤務時間外、1 次救急と2 次救急、外来と入院などさまざ
まな救急医療を研修する。合計3 ヶ月相当分の救急医療における経験を行う。
Ⅲ)研修内容
1) 救急医療の研修期間にあっては、時間内に来院した一次・二次救急患者の診療に各科の
上級医師とともに従事し、診療担当医の診察手法、検査法、治療法を習得する。(C-1000、
C-1006、 C-1007)。研修内容は各診療科によって異なるが原則として勤務時間内で外来に
おける研修である。
2) 麻酔科における研修は、輸液路確保、生体情報モニター(心電図、自動血圧計、パルス
沖氏メーターなど)装着、気道確保など救急医療における基本手技を習得する。また、バ
イタルサイン(意識、呼吸、循環、体温など)の変化を的確にとらえ、救急医療に必要な
対応を学ぶ。
3) 配属されている診療科における救急医療はその診療科において研修する。外来の段階か
ら担当することもあるが緊急入院した患者の担当医として診療に参加することが主になる。
4) 研修医は2 年間の研修期間を通じて、全研修医は週1 回程度の日当直(副直)を行ない、
入院中の患者の急変と時間外に来院する救急患者の診療を研修する。外来患者に対しては
日当直医の指導を受けながらまず初期診療を担当し、オンコール医師に診療が引き継がれ
るときはオンコール医師の指導を受けながら診療に当たる。
5) 一次救急疾患のほかに以下のような重篤な病態・疾患に対する診療も研修する。
【緊急を要する病態・疾患】
心肺停止、ショック、意識障害、脳血管障害、急性呼吸不全、急性心不全、急性冠症候群、
急性腎不全、急性中毒、誤飲・誤嚥、重度熱傷(B-1010、B-2001、B-2002、B-2003、B-2004、
B-2005、B-2006、B-2007、B-2010、B-2014、B-2015、B-2016、C-1001~C-1003)
【経験すべき内因性疾患】
脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞、てんかん重責発作、うっ血性心不全、虚血性心疾患、不
整脈、気管支喘息重責発作、重症肺炎、COPD 急性増悪、消化管穿孔、消化管出血、汎発
性腹膜炎、糖尿病性昏睡(B-1012、B-1013、B-1019、B-1021、B-3021、B-3051、B-3052、B-3054、
B-3061、B-3062、B-3063、B-3064、B-3081)
【経験すべき外因性疾患】
脳・脊髄外傷、顔面・頸部外傷、多発助骨骨折、血気胸、消化管破裂・腸間膜損傷、脾損
傷、腹部穿通創、肝・胆道損傷、膵・十二指腸損傷、骨盤外傷、腎損傷、多発外傷、全身
熱傷、急性中毒、アナフィラキシーショック(B-3023、B-3041、B-3161~B-3164)
5)以下の救急手技を経験する。
気道確保、用手人工呼吸、機械的人工呼吸、体外心マッサージ、圧迫止血法、導尿法、電気
的除細動、十二誘導心電図、心電図モニター、胃管挿入、胃洗浄、胸腔ドレナージ、動脈血
ガス分析、緊急血液検査、簡易血糖検査、緊急画像診断(A-3005、A-3007、A-3008、A-3015、
A-3016、A-3018、A-4101~A-4104、A-4110~A-4113、A-4119、A-4120)
6)ACLS(ICLS)講習会に参加してBLS およびALS を習得する。(A-4101~A-4103、C-1004、
C-1005)
7)救急外来においては最初から専門医が診療を担当することは少なく、病態・疾患がある程度
明らかになった時点で専門医へのコンサルテーションをする。(C-1007)
8)災害時の救急医療体制の知識を得る。(C-1008)
Ⅳ)教育体制
1) 救急医療の2 ヶ月間における指導は麻酔科医師及び各診療科の救急担当医師が上級医と
して行う。この期間の指導責任者は麻酔科の長とする。
2) 各診療科配属中にその診療科で行う救急医療の指導は診療科の上級医師が担当し、指導
責任者は配属中の診療科長とする。
3) 日当直(副直)中の指導は日当直医あるいはオンコール医師が担当する。この期間の指導
責任者はプログラム責任者とする。

<地域医療 必修臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
地域医療を必要とする患者とその家族に対し、全人的に対応するため、診療所における研修
を通じて、地域医療において必要な臨床的診療行為、態度、知識を身につける。
Ⅱ)基本方針
診療所での一次医療における患者構成、疾病構造、地域医療連携などについて理解・習得す
る。
Ⅲ)研修内容
協力研修施設から研修先を選択し、1 施設あたり2 週間または4 週間とする。
診療所業務の概略を勉強し、一次医療における患者構成、疾病構造、地域医療連携などを理
解するとともに、医師と患者の人間関係(信頼関係)がどのように築かれているのかを理解す
る。(C-3001,C-3002)
Ⅳ)教育体制
1) 診療所長よりその施設の概要、地域における役割などについて講義を受ける。
2) 指導医とともに外来診察を行い、受診患者の問診、診察、検査などについて教育を受ける。
3) 機会があれば訪問診療や学校医活動に同行する。

<外科系プログラムについて>
Ⅰ)到達目標
1) 1 年次の外科必修プログラムでは、外科系分野に共通した基本的知識と手技を習得する。
2) 2 年次の選択プログラムでは、研修医の選択レベルに合わせ、短期間で集中して実際の治
療や手技が習得できるよう各診療科のプログラムを作成した。
Ⅱ)外科必修プログラムにおける方針
1) 外来・救急・病棟・検査において指導医の診療に参加し、外科診療の基本を習得する。
2) 指導医とともに入院患者を受け持つ。
3) 選択プログラムでは、より専門的な立場から検査・治療を計画・実行できるよう指導する。
Ⅲ)外科必修プログラムの研修内容
将来、臨床医として外科以外の診療に従事する研修医にとっても、最低限必要な外科的知識
と診療技術を習得させる。研修は外科を2 分野に分けて研修を行う。
1 外科(一般外科、消化器外科)
2 整形外科
上記の2 分野をローテートする中で、
(1) 外来では、指導医からの診察法、患者指導法、検査計画、治療法を習得する。
(2) 指導医と代表的な疾患の入院患者の診療にあたる。
(3) 担当する入院患者の手術、検査、治療には積極的に参加し、検査・手技・治療法の習得に
努める。
(4) 死亡例については、可能な限り剖検を行い、正確な病態の把握に努める。
(5) 学会、研究会に参加し、症例報告を中心とした発表を行う。
Ⅳ)教育体制
1) 各診療科の部長、副部長、医長、副医長などの指導医が担当する。
2) 毎週の症例検討会では、担当患者の診断・治療方針の報告を行い、全員で討議する。
3) 部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行い、診断・治療について指導を受ける。
4) CPCカンファレンスに参加し、病態解析能力を向上させる。
5) 積極的に講演会に参加し、臨床・研究に対する意欲を向上させる。
6) 当直に参加し、急変時の対応や救急のプライマリ・ケアを習得する。
7) 各項目で行動目標を設定し、指導医の評価と自己評価を行う。
Ⅵ)外科必修プログラムの経験目標
必修プログラムの中で、外科のすべての範囲で十分な実践的研修を積むことは困難である。
そのため、各診療科で頻度の高い疾患、稀ではあるが、重要である疾患に対して、臨床医とし
て必要な基礎知識・基本診療手技と救急患者への初期治療を習得することを目標とする。

<外科 臨床研修プログラム>
必修プログラム
Ⅰ)到達目標
外科学は基礎医学、内科学の基礎の上に立脚した治療学である。当科では必修プログラムの
研修で外科系分野に共通した基本的知識と手技を、一般外科、消化器外科を通じて習得するこ
とを目標とする。
同時に全人的に病める患者さんに接することにより、医師としての強い倫理観を養うととも
に、良好な信頼関係を構築できることを目標とする。
Ⅱ)基本方針
外科系分野に共通の基本的知識、手技を習得した後に、主に一般外科、消化器外科の基本的
な診察法、治療法を研修する。
Ⅲ)研修内容
1)指導医のもとに外科系分野共通の基本的知識、手技として、以下の項目を習得する。
*圧迫止血法(A-4104) *注射法(A-4106、A-4107) *採血法(A-4108) *穿刺法(A-4110)
*動脈血ガス分析(A-4108) *軽度の熱傷と外傷の処置(A-4118) *輸液管理(A-5003)
*局所麻酔法(A-4114) *創部消毒とガーゼ交換(A-4115) *簡単な切開排膿(A-4116)
*皮膚縫合法(A-4117) *療養指導(A-5001) *薬物治療(A-5002)
*導尿法(手術室で全身麻酔下に行う)(A-4111) *ドレーン・チューブ類の管理(A-4112)
*胃管の挿入と管理(A-4113) *清潔と不潔の概念 *病棟の感染予防 *手洗い
*手術用手袋の着用 *術着の着用
2)指導医とともに一般外科、消化器外科分野の入院患者を受け持ち、術前に患者、家族との診
察や面談により患者―医師関係の確立を目指す。(S-0010~S-0013)
3)周術期管理を通じチーム医療の理解と実践を学ぶ。(S-0020~S-0025) また、診療録の記載、
処方箋の発行、診断書の作成、紹介医師への返事作成などを習得する。(A-6001~A-6006)
4)受持ち患者の疾患や病状に応じ、医療情報を収集し、その治療方針の決定や問題対応能力を
身に付け、診療計画をたてる。(S-0030~S-0034、A-7001~S-7004)
また、その症例提示を行う。(S-0050~S-0052)
5)指導医とともに行う診療を通じて、医療の安全管理のあり方を理解し実践する。
(S-0040~S-0043)
また、保険医療制度を理解し医療の社会性を理解する。(S-0060~S-0063)
6)指導医とともに外来診察を行うことにより、患者の病歴聴取や記録ができ、医療面接の意義
を理解し、患者、家族への適切な指示、指導ができるよう努める。(A-1001~A-1003)
また外来診療や救急当直を通じて、急性腹症(B-2008)、外傷(B-2013)、熱傷(B-2016)を経験
し治療法を理解する。
7)指導医とともに癌の再発や転移患者を受け持ち、緩和医療、終末期医療の重要性を理解し、
その治療に参加、経験する。(C-6000~C-6004)
Ⅳ)教育体制
1)指導医とともに入院患者および外来患者の診療にあたり、病棟、手術場,外来において上記、
研修内容の1)の項目の研修を早期に行う。
2)指導医とともに一般外科、消化器外科の外来診療および入院患者の診療を行い、研修内容の
2)~6)を習得する。
3)外科症例検討会や他科との合同カンファレンスに参加し、知識を深めるとともに発表、討論
を行う。

<外科 臨床研修プログラム>
選択プログラム
Ⅰ)到達目標
1)2 年目の選択プログラムではより専門的で高度な外科知識と手技の習得に努めるとともに、
自発的な勉学の態度を身に付ける。
2)患者、家族へ積極的に接し、信頼関係を築き、適確なインフォームドコンセントを得られる
事を目標とする。
3)医療の安全性についての認識を高める。
4)外科治療はチーム医療であることを認識し、他の医療従事者と協調し医療を実践できる事を
目的とする。
Ⅱ)基本方針
一般外科、消化器外科、乳腺外科を中心にその他、呼吸器外科、血管外科などの疾患を通じて、
外科医としての基本的な幅広い範囲の知識と手技を習得する。研修医の選択期間にあわせて、
研修内容を高めていく。
Ⅲ)研修内容
1)外来にて担当医の診察、治療、説明などを習得する。
2)担当する患者の手術、検査、治療に積極的に参加する。
3)患者や家族への病状、手術治療方針などの説明に参加する。
4)担当以外の患者についても進んで手術、治療や討論に参加する。
Ⅳ)教育体制
1)指導医とともに入院患者を受け持ち、診察、手術、治療を行う。
2)症例検討会で受け持ち患者の報告を行う。
3)手術、治療方針の検討を行い、討議に参加する。
4)指導医とともに当直し、入院患者や外来救急患者の診療を行う。

<整形外科 臨床研修プログラム>
I)到達目標
整形外科学(Orthopaedics)は運動骨格支持器疾患を取り扱い、痛みや機能障害を回復させる
臨床医学を担当している。運動骨格支持器は骨、関節、脊髄・脊椎、靱帯、筋、腱、末梢神経な
どその範囲は広く、そこから発生する疾患も多岐にわたり、患者数も極めて多い。変形性関節症、
脊椎・脊髄疾患、骨粗鬆症、関節リウマチなどの慢性疾患から、骨折・脱臼あるいは外傷、スポ
ーツ傷害などの外傷、小児整形外科、手・末梢神経の疾患、骨軟部腫瘍など小児から高齢者にい
たる多数の患者さんの治療を担当する整形外科医のニーズはますます大きくなっている。整形外
科臨床研修プログラムではこれらの疾患について必要な基本的知識や幅広い治療法を習得する。
Ⅱ)基本方針
整形外科における治療の特徴は、保存療法と手術療法の両者を駆使できるということである。
すなわち、運動支持器疾患に対し、内科的および外科的な幅広い治療法を患者さんに提供できる
臨床医ということができる。また、整形外科の研修時には整形外科的リハビリテーションが大き
なウエートを占める。リハビリテーション医学も臨床の現場において基本的な理学療法、作業療
法の処方法、術後の後療法の重要性を学ぶことができるカリキュラムを用意している。
Ⅲ)研修内容
研修期間に応じて基本的治療から高度の技術を要する治療および最先端の医療に関する能力を
習得できる。(A-2006、A-4105、B-1028~B-1031、B-3041~B-3044、B-3152)
1)必修プログラム
運動器(四肢、体幹の骨・関節・筋・末梢神経・脊椎・脊髄)疾患・外傷に対応できる基本的
診療能力を習得する。
1. 外来、救急室にて、指導医とともに診察、検査、診断、治療法などを習得する。
2. 担当する患者の重症度を判断し、基礎的な緊急判断ができる。
3. 疾患および身体部位に応じた適切な検査を指示でき、その結果を正確に把握できるよう努める。
4. 清潔操作の必要性を理解し検査、処置ができる。
5. 運動器疾患の外傷の治療(救急を含む)に対し積極的に参加し、病態の評価・検査・診断・治
療法を習得する。
6. 整形外科領域においては極めて高度の清潔度が要求されるが、そのために必要な手洗い、ガウ
ンテクニックを習得する。
7. 整形外科疾患の手術助手の基本を習得する。
8. 各種ミニレクチュアー、カンファレンスに参加し、幅広い運動器疾患における基本的知識と最
新情報を習得する。
2)選択プログラム
選択プログラム期間に応じて、必修プログラムよりさらに幅広く四肢・脊椎整形外科的外傷(骨
折、脱臼)、慢性疾患(変形性関節症、脊椎症、関節リウマチ、骨粗鬆症、骨軟部腫瘍など)、お
よびスポーツ外傷などについて検査、診断、初期治療を理解する。手術治療に関しては人工関節
置換術などを体験することで極めて高度な清潔度が要求される手洗い、ガウンテクニックを習得
する。同時にリハビリテーション医学の基本と実践についても臨床の現場で学ぶ。必修プログラ
ムに加わる新しい項目は以下のものである。
1. 変性疾患を列挙してその自然経過、病態、治療方針を理解する。
2. 上記整形外科的慢性疾患入院患者を受け持ち術前術後管理を行い、手術を経験する。
3. 極めて高度な清潔度が要求される人工関節置換術などで使用するクリーンルームで、手術がで
きるための手洗い、ガウンテクニックを習得する。
4. リハビリテーション医学の基本的な診療と実践を習得する。
5. スポーツ外傷の特性を理解し競技復帰までのリハビリテーションプログラムを習得する。
6. 必修プログラムの各種ミニレクチュアー、カンファレンスに加え、実践研修講座などにも参加
する。
Ⅳ)教育体制
1) 毎週1 回の症例検討会にて,入院手術症例の治療について主治医団を代表してプレゼンテーシ
ョンも研修する。
2) 部長回診に参加し,担当入院患者の病状説明を行い,診断・治療方針についての方針を述べる。
3) 指導医とともに当直し,入院患者や外来救急患者の診療を行う。
4) 外来および入院患者に対し指導医とともに診療にあたる。
5) 毎週抄読会を行い、海外の最新の医療を学習する。
6) 各種ミニレクチュアー、カンファレンス、講演会あるいは実践的研修講座に参加し、幅広い運
動器疾患の基本的知識を学習するとともに、最新の治療や技術を理解できる。

<小児科 臨床研修プログラム>
必修プログラム
Ⅰ)到達目標
小児科および小児科医の役割を理解し、小児医療を適切に行なうために必要な基礎知識・技能・
態度を習得する。
1) 小児の特性を学ぶ
2) 小児の診療の特性を学ぶ
3) 小児の疾患の特性を学ぶ
Ⅱ)基本方針
明石市立市民病院は、明石市にある病院の中で唯一小児の二次医療を担当している入院施設で
ある。病院の性格上、必修の必修プログラムでは、医療面接、患者・家族指導法と基本的な身体
診察法を習得した上で、肺炎や胃腸炎といった一般的な小児の急性疾患を中心に臨床研修を行な
う。また、神経・循環器・血液・腫瘍・腎臓・アレルギー・代謝内分泌などの慢性疾患の治療に
ついても、見聞を深めてもらう。
Ⅲ)研修内容
1) 小児科外来にて、診療担当医の診察、検査、治療法などを習得する。(A-2008、C-2000、C-2004)
2) 指導医とペアを組んで入院患者を受け持ち、急性感染症を中心とした小児疾患の診療にあたる。
(B-2012、B-3171~B-3175)
3) 専門外来や新生児治療室の見学を行い、周産期などの医療について見聞を深める。
(C-4000~C-4004)
4) 他の主治医が受け持つ患者についても、自ら進んで診療や議論に参加することで、多くの症例
の経験を積めるように努める。
5)指導医とともに当直し、入院患者や外来救急患者の診療を行う。
Ⅳ)教育体制
1) 毎週火曜日のカンファレンスにおいて、担当入院患者の診断・治療方針の報告を行い、
全員で討議する。
2) 部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行い、診断・治療方針についての指導をうける。
3) 各科が行う研修医ショートレクチャーに参加し知識の吸収に努める。
4) 院内のCPC カンファレンスに参加し、病態解析能力を向上させる。

<小児科 臨床研修プログラム>
選択プログラム
Ⅰ)到達目標
小児科および小児科医の役割を理解し、小児医療を適切に行なうために必要な基礎知識・技能・
態度を習得する。
1) 小児の特性を学ぶ。
2) 小児の診療の特性を学ぶ。
3) 小児の疾患の特性を学ぶ。
Ⅱ)基本方針
必修プログラムでは、日常診療でよく遭遇する、小児の急性と慢性の疾患を中心に臨床研修を
行なうが、更に小児科について深く研修するための選択プログラムも用意されている。ただし、
当院には極低出生体重児を扱えるNICU がないため、未熟児・新生児医療の研修については他の
施設への協力も必要になる可能性がある。そのため、選択プログラムに関しては、研修医の将来
の希望も考慮して、個々の研修医ごとに研修期間の長さやプログラム(新生児未熟児の研修をど
れだけ取り入れるかなど)を決定することになる。
Ⅲ)研修内容
1) 必修プログラムに加え小児医療のより専門的な検査と治療に主体的に参加できるように、指導
医のもとで研修する。
2) 小児科外来にて、診療担当医の診察、検査、治療法などを習得する。
3) 指導医とペアを組んで入院患者の診療にあたる。
4) 新生児の医療を指導医のもとで研修する。
5) 他の主治医が受け持つ患者についても、自ら進んで診療や議論に参加することで、多くの症
例の経験を積めるように努める。
6)指導医とともに当直し、入院患者や外来救急患者の診療を行う。
Ⅳ)教育体制
1) 毎週火曜日のカンファレンスにおいて、担当入院患者の診断・治療方針の報告を行い、
全員で討議する。
2) 部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行い、診断・治療方針についての指導をうける。
3) 各科が行う研修医ショートレクチャーに参加し知識の吸収に努める。
4) 院内の CPC カンファレンスに参加し、病態解析能力を向上させる。
5) 小児科関連の学会に積極的に参加し、発表を行う。

<産婦人科 臨床研修プログラム>
必修プログラム
Ⅰ)到達目標
すべての臨床医にとって必要な産科・婦人科疾患の基本的知識とプライマリ・ケアを含めた診
療技術を習得する。
Ⅱ)基本方針
1) 必修プログラムでは、産科および婦人科を合わせてローテートする。内診を含む基本的な
診察法を習得した上で、日常的に使用する経腹・経膣超音波、子宮頚部細胞診、分娩監視装
置などの検査手技を習得する。産科では、正常分娩への対応、新生児の診察、合併症妊娠の
治療を行い、婦人科では、ホルモン療法などの婦人科特有の薬物療法の理解、そして良性婦
人科疾患を担当し指導医とともに手術を経験するとともに術前・術後管理を行なう。さらに、
産科救急や頻度が高い婦人科症状に対するプライマリ・ケアを習得する。
2) 選択プログラムで、産科・婦人科疾患のより実践的な診療に指導医とともに受持医として
参加し、さらに高度な診療技術を習得する。
Ⅲ)研修内容
【産科】(S-0010~S-0013、A-1001~A-1003、A-2005)
1) 周産期外来において、診療担当医とともに妊婦健診を習得する。(B3091、C-4005)
2) 分娩の経過を適切に評価し、対応できるよう指導医とともに実践する。(B-3091)
3) 新生児の診察法を習得する。
4) 指導医とペアを組んで合併症妊婦患者を含む産科入院患者の診療にあたる。
5) 帝王切開などの産科手術症例を指導医とともに担当し、術前・術後管理を含めて実践する。
6) 産科救急に対するプライマリ・ケアを習得する。(B-2011)
【婦人科】(S-0010~S-0013、A-1001~A-1003、A-2005、C-2000、C-2002)
1) 婦人科外来において、診療担当医とともに外来での基本的な診察、検査、治療法などを習
得する。これには、クスコ診、内診、経腹・経膣超音波、子宮頚部細胞診などの検査、ホル
モン療法などの婦人科特有の薬物療法などが含まれる。
2) 良性婦人科疾患を指導医とともに受持医となり、手術を経験するとともに術前・術後管理
を行なう。
3) 婦人科救急に対するプライマリ・ケアを習得する。
Ⅳ)教育体制
1) 各研修医は、基本的に各担当の指導医とマンツーマン対応制をとる。
2) 各研修医は、指導医とともに担当患者の主治医となって診療にあたる。
3) 産婦人科部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行ない、診断・治療方針について
の指導を受ける。
4) 毎週行うミーティングにおいて術前症例検討を行なう。担当患者の治療方針を発表し、全
員で討議する。
5) 指導医とともに当直し、夜間の分娩、入院患者や外来救急患者の診療を行う。

<産婦人科 臨床研修プログラム>
選択プログラム
Ⅰ)到達目標
必修プログラムで学んだ内容を土台にしてより実践的な臨床研修を行い、幅広い診療技術を習
得する。
Ⅱ)基本方針
産科・婦人科疾患のより実践的な診療に、指導医の指導のもとに受持医として主体的に関わり、
診断・治療・手術の要点を習得する。
Ⅲ)研修内容
【産科】(S-0010~S0013、A1001~A1003、B-2011、B-3091、)
1) 正常な妊婦の内診所見が得られる。
2) 正常な分娩経過であるか、異常な経過であるか見極めることができる。
3) 周産期の超音波検査ができる。
4) 分娩監視装置の装着・胎児心拍数モニタリングの異常所見がわかる。
5) 通常の会陰切開縫合について理解する。
6) 指導医の指導のもとに帝王切開の介助ができる。
7) 正常な産褥経過であるか、異常な経過であるか見極めることができる
8) 新生児の蘇生処置ができる。
【婦人科】(S-0010~S-0013、A1001~A1003、B-3092、C-2002)
1) 基本的なホルモン療法ができる。
2) 子宮出血を生じる救急疾患の初期診療ができる。
3) 下腹部痛を生じる救急疾患の初期診療を行ない、専門的な診療が必要か否かが判断できる。
4) 緊急手術に指導医の指導のもとに参加して手術の要点がわかる。
5) 悪性腫瘍の手術に参加して骨盤の臨床解剖を理解する。
6) 良性腫瘍の治療に関わり、診断・治療・手術療法がわかる。
7) 腹腔鏡下手術症例に関わり手術療法がわかる。
8) 膣式手術症例に関わり手術療法がわかる。
9) 性感染症について理解し、治療ができる。(B-3145)
Ⅳ)教育体制
1) 各研修医は、基本的に各担当の指導医とマンツーマン対応制をとる。
2) 各研修医は、指導医とともに担当患者の主治医となって診療にあたる。
3) 産婦人科部長回診に参加し、担当入院患者の病状説明を行ない、診断・治療方針について
の指導を受ける。
4) 毎週行うミーティングにおいて術前症例検討を行なう。担当患者の治療方針を発表し、全
40
員で討議する。
5) 指導医とともに当直し、夜間の分娩、入院患者や外来救急患者の診療を行う。

<精神科 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
医師として医師-患者関係に対する注意深い認識を持ち、患者の生物学的・心理的・社会的背
景をふまえた精神医学的診断および治療を行えるための基本的知識と診療技能を習得する。
Ⅱ)基本方針
研修により、精神医学的診断と治療に必要な基本的事項を理解し、頻度が高い主要な精神科疾
患について精神医学的面接法、現症の把握、治療の基本的知識と技術を習得する。(C-5000~
C-5003)
Ⅲ)研修内容
1) 一般外来において診療担当医について外来診療にあたり、一般的な精神医学的面接法、現
症の評価と記載、治療計画とその実際について習得する。(A-2009)
2) 専門外来(思春期・青年期、老年期)において診療担当医について外来診療にあたり、そ
れぞれにおける精神医学的面接法、現症の評価と記載、治療計画とその実際について習得
する。
3) 指導医とともに入院診療にあたり、精神医学的面接法、現症の評価と記載、治療計画とそ
の実際について習得する。
4) 必修プログラムで経験すべき頻度が高い主要な精神科疾患とは、以下である。
不眠(B-1002)、不安・抑うつ(B-1035)
精神科領域の救急(意識障害、昏迷、精神運動興奮、希死念慮・自殺企図、急性薬物中
毒)(B-2017)、症状性精神障害・器質性精神障害(B-3131)、認知症(B-3022、B-3132)、
物質依存(B-3133)、気分障害(B-3134)、統合失調症(B-3135)、不安障害(B-3136)、
神経症性障害・身体表現性障害・ストレス関連障害(B-3137)
Ⅳ)教育体制
1) 入院診療については、指導医とともに入院患者を3~5 名受け持つ。毎週の新入院患者紹介
および症例検討会にて、担当入院患者の診断・治療方針の報告を行い、討論に参加する。
2) 担当する患者の検査・治療には積極的かつ責任をもって参加しそれぞれの面接技能・治療
方法について習得するだけでなく、病棟カンファレンス、レクリエーション行事や各種セ
ミナーに参加し、他の主治医が受け持つ患者についても、自ら進んで診療や議論に参加す
ることで、多くの症例の経験を積めるように努める。

<麻酔科 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
1)日常の一般的手術の麻酔管理について、各種麻酔法、麻酔薬、麻酔器についての基本的知
識を習得する。
2)麻酔対象患者の問題点・麻酔管理方法の選択に関して検討し、一般的な麻酔前評価ができ、
かつ簡潔・的確な症例提示ができる。
3)指導医の指導の下に一般的な麻酔管理と付随する周術期管理ができる。
4)重症患者に対する初期治療とトリアージおよび心肺蘇生ができる。
Ⅱ)基本方針(S-0010~S-0063)
1)麻酔前評価および麻酔、周術期に発生が予測される問題の解決のための必要な情報を収
集・整理し、適切に提示できる能力を習得する。
2)手術室・集中治療室における医師・看護師・放射線技師などすべてのスタッフの役割を認
識し、チームの一員として協調して診療にあたる姿勢を養う。
3)担当する麻酔症例において輸液路確保、気管挿管、動脈ライン確保などの手技を習得する。
4)麻酔レベル(意識、痛覚、体動)の判定ができるとともに、麻酔中の呼吸循環動態の変動
に対して対応できる能力を養う。
5)集中治療室において入室患者の診療に補助医として参加し、重症患者の診療を経験する。
Ⅲ)研修内容
1)手術室と麻酔科外来の運営システムを理解する。
2)手術室における手術患者の麻酔に補助医あるいは担当医として参加し、全身麻酔、脊髄麻
酔に必要な知識、技術、検査法を習得する。
3)麻酔器および手術室・集中治療室における基本的なモニタリング器機について理解し、そ
の操作法を習得する。
4)上級医の指導のもとに、麻酔対象患者の術前回診、術前評価を行い、必要な追加検査など
について検討する。(A-1001~A-1003、A-2001~A-2004、A-3001、A-3003、A-3005、A-3007
~A-3009、A-3011、A-3016)
5)上級医の指導のもとに麻酔対象患者にとって最適な麻酔法の選択を行う。
6)上級医の指導のもとに実際に麻酔を実施する。以下のような手技を実際に行う。
末梢静脈路確保 マスクによる人工呼吸 気管内挿管 心電図モニター 酸素飽和度モニ
ター 体温モニター 呼気炭酸ガスモニター 麻酔ガスモニター 動脈血採血 機械的人
工呼吸器操作 経鼻胃管の挿入 腰椎穿刺 動脈圧ライン留置 中心静脈カテーテル留置
(A-3007、A-4101、A-4102、A-4108、A-4109、A-4113、A-4119、A-5003、A-5004、A-6001、
A-6002、C-1001~C-1003)
7)集中治療室において入室患者の診療に補助医として参加する。集中治療室で研修できる可
能性がある項目は以下のようなものがある。(C-1001~C-1003、 C-6000)
【緊急を要する病態・疾患】
心肺停止、ショック、意識障害、脳血管障害、急性呼吸不全、急性心不全、急性冠症候群、
急性腎不全、急性中毒、誤飲・誤嚥、重度熱傷(B-1010、B-2001、B-2002、B-2003、B-2004、
B-2005、B-2006、B-2007、B-2010、B-2014、B-2015、B-2016、C-1001~C-1003)
【経験すべき内因性疾患】
脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞、てんかん重責発作、うっ血性心不全、虚血性心疾患、不
整脈、気管支喘息重責発作、重症肺炎、COPD 急性増悪、消化管穿孔、消化管出血、汎発
性腹膜炎、糖尿病性昏睡(B-1012、B-1013、B-1019、B-1021、B-3021、B-3051、B-3052、B-3054、
B-3061、B-3062、B-3063、B-3064、B-3081)
【経験すべき外因性疾患】
脳・脊髄外傷、顔面・頸部外傷、多発助骨骨折、血気胸、消化管破裂・腸間膜損傷、脾損傷、
腹部穿通創、肝・胆道損傷、膵・十二指腸損傷、骨盤外傷、腎損傷、多発外傷、全身熱傷、
急性中毒(B-3023、B-3041、B-3161~B-3164)
【習得すべき基本手技・検査】
気道確保、用手人工呼吸、機械的人工呼吸、体外心マッサージ、圧迫止血法、導尿法、気管
内挿管、電気的除細動、十二誘導心電図、心電図モニター、胃管挿入、胃洗浄、胸腔ドレナ
ージ、動脈血ガス分析、緊急血液検査(A-3005、A-3007、A-3008、A-3015、A-3016、A-3018、
A-4101~A-4104、A-4110~A-4113、A-4119、A-4120)
8)手術室における手術患者の麻酔に麻酔担当医として参加し、全身麻酔、脊髄麻酔、硬膜外
麻酔に必要な知識、技術を習得する。
全身麻酔器の組み立て 機械的人工呼吸器操作 硬膜外カテーテル留置
9)集中治療室において専門医へのコンサルテーションを経験する。(C-1007)
Ⅳ)教育体制
1)手術室・集中治療室において麻酔科医師の指導を受ける。
2)翌日の麻酔担当症例について病棟へ術前回診に行き患者評価を行う。上級医に症例提示し、
問題点と麻酔管理法について検討する。担当症例は習熟度に応じて麻酔管理上のリスク大きな
症例、手術リスクが大きな症例を選択する。
3)麻酔担当中は上級医師と密接に連絡を取りながら麻酔を担当する。重要な手技は指導医の直
接の指導下に行う。
4)集中治療室入室患者の診療に、上級医の指導のもとに補助医として参加する。
5)麻酔科外来における術前診察に補助医として参加する。希望があればペインクリニックの補
助医として参加することもできる。
6)院外の研究会、勉強会に積極的に参加して、理解を深める。

<脳神経外科 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
中枢神経および末梢神経系疾患を専門に治療する脳神経外科の日常診療に必要な基本的知識と
技術を習得するとともに医師としての責任と態度を学び、医学と医療に対する社会的要求に対応
できる医師を目指す。
Ⅱ)基本方針
1)選択プログラムでは、基本的な診察法・手技を習得した上で、手術を中心とした脳神経外科
領域の治療を理解し習得する。また、脳神経外科のより専門的な検査と治療に主体的に参加で
きるように、指導医のもとで研修する。
Ⅲ)研修内容
1)患者および家族とのcommunication、病歴聴取、神経学的検査法、神経放射線学的検査の実
際、画像読影診断、手術計画、患者・家族への病状説明、術前・術後管理、救急医療業務、危
機管理に関して、担当医から指導を受ける。
2)脳血管撮影に立ち会い、脳血管の解剖学的構造を理解するとともに、動脈穿刺やカテーテル
操作などの検査手技を習得する。
3)脳神経外科手術に積極的に参加し、手洗いや清潔操作を理解し、脳の構造および病変を直視
する。開閉頭時に第2 助手としての役割を遂行し、基本的外科手技を習得する。顕微鏡下脳
神経外科手術(microneurosurgery)に立会い、実際に顕微鏡からくも膜下腔の脳血管や脳実質
および脳神経を観察する。
4)外来では、担当医の指導のもとで初診患者の病歴聴取を行ない、鑑別診断を考慮して必要な
検査を想定する。次いで、担当医の診断および検査の進め方を見学し、外来診療の重要性を
学ぶ。
5)担当医の指導のもとで下記の重要疾患において術前患者を受け持つ。
脳腫瘍 神経膠腫、髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫瘍、転
移性脳腫瘍、頭蓋骨腫瘍
脳血管障害 くも膜下出血(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病)、脳内出血、脳梗塞、
一過性脳虚血発作、頸動脈海綿静脈洞瘻(B-2004、B-3021)
頭部外傷 頭蓋骨骨折、急性硬膜外出血、急性硬膜下出血、脳挫傷、外傷性くも膜下
出血、慢性硬膜下出血、外傷性髄液瘻、帽状腱膜下出血、骨膜下出血
(B-3023)
感染性疾患 脳膿瘍、髄膜炎、脳室炎、脳炎
先天奇形 水頭症、キアリ奇形、神経皮膚症候群、脊髄破裂、脊髄髄膜瘤
機能的疾患 顔面けいれん、三叉神経痛、てんかん
脊髄・脊椎疾患脊髄髄内腫瘍、脊髄髄外腫瘍、脊髄動静脈奇形
Ⅳ)教育体制
1)毎週の回診と検討会では、術前・術後の症例検討を詳細に行なう。術前では、手術体位、皮膚
切開、開頭部位および硬膜内操作などの手術計画に関し詳細にシミュレーションを行い、術
後においては手術手順、器具の操作および出血量や手術時間をチェックし、予定どおりに病
変処置が施行されたかを検討する。
2)手術室ホールにおいて顕微鏡用手術器械を用い、手術用顕微鏡下に手術手技の訓練や血管吻
合練習を行う。

<皮膚科 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
日常診療の場において頻繁に遭遇する皮膚・粘膜疾患について必要な基本的知識とプラ
イマリ・ケアを含めた皮膚科的診療技術を習得する。また、炎症性疾患と感染症の鑑別や
緊急性を要する疾患の診断能力と救急処置などを習得する。
Ⅱ)基本方針
皮膚の正常構造と機能の知識に基づき、皮膚の病態生理を理解し、皮膚疾患の診断上必
要な一般的診断および検査法を修得し、さらに全身および外用療法などの局所療法、皮膚
外科療法の一般的原則と適応を知って実践できるような知識と技術を修得する。
Ⅲ)研修内容
皮膚に生じる発疹の診察ができ、所見すなわち原発疹・続発疹を正確に記載できることを目
標とする(B-1007)。
1. 皮膚科の基本的診療および検査
疾病の病態生理を把握し、検査・治療方針をたてる
2. 皮膚科の薬物療法
疾病に対しての薬剤の選択と治療計画をたて、処方の指示を行う。外用薬をも含めた
薬物の作用・副作用を熟知している。
3. 皮膚科の手術手技・特殊療法
皮膚科領域における種々の手術療法の適応を判断すること。
植皮などを含めた手術手技を習熟する。
光線療法・液体窒素療法などを習熟する。
経験すべき疾患
1) 湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎・アトピー性皮膚炎)
皮膚症状を的確に捉え、鑑別に要する検査(皮膚貼付試験・真菌顕微鏡検査)ができ、症
状にあわせて薬物療法ができる。(B-3031)
2) 蕁麻疹
急性蕁麻疹・慢性蕁麻疹の診断と薬物療法が行える。(B-3032)
3) 薬疹
薬剤の副作用としての薬疹の診断は重要である。ウイルス性発疹症との鑑別ができ、重症
薬疹に対しても、診断・治療が行える。(B-3033)
4) 皮膚感染症
発疹の性状から、細菌・真菌・ウイルスなどの感染症を診断し、治療方針をたてる。(B-3034)
① 真菌感染症
皮膚科疾患の中でも多い白癬症をはじめとしての真菌疾患の鑑別のための検査を習熟
し、外用薬を主とする薬物療法ができる。
② 性感染症
梅毒をはじめとした古典的性病から後天性免疫不全症候群など種々の疾患を鑑別でき、
適切な検査を行って診断し、薬物療法を行う。
③ 寄生虫疾患
疥癬の診断・治療が行える。
5) 熱傷
軽症~重症熱傷の初期治療から深部熱傷の植皮まで診断・治療ができる。(B-3164)
6) 皮膚外傷
軽度の外傷の創処置が行える。(A-4118)
Ⅳ)教育体制
1. 皮膚科の基本的診療および検査
1) 皮膚科外来で、できる限り数多くの皮疹を視診・触診することにより、皮疹の表現法と必
要な検査法を学ぶとともに、臨床診断と治療方針決定に至る過程を習得する。
2) 指導医とともに入院患者を受け持ち、診療を担当する。
3) 担当する患者の検査・治療には積極的かつ責任をもって参加し、検査手技・治療法の理解
に努める。
1)~3)を通して、皮膚の解剖・生理・発疹学と基本的な疾患を学ぶ。真菌・寄生虫検査法(KOH
法)、皮膚生検法、アレルギー検査法(パッチテスト、皮内テスト、プリックテスト、オー
プンテスト、内服テスト)を学ぶ。
2. 皮膚科の薬物療法
1) 皮膚科疾患に必要な薬剤の作用・副作用を教科書や文献から十分に習熟する。
2) 種々の疾患に対して指導医より基本的な処方を学ぶ。
3) 受け持ち患者においては、治療計画を指導医のもとに作成する。
4) 皮膚科独特の軟膏療法を個々の症例に指導医より指導を受け、習熟する。
3. 皮膚科の手術手技・特殊療法
1) 手術手技の一般基礎は教科書および文献などから基礎知識を学ぶ。
2) 指導医のもと、基本的な皮膚科領域の手術を実際に学ぶ。
3) 実際に手術の助手をつとめ、手術手技を学ぶ。
4) 紫外線や赤外線による光線療法、液体窒素による凍結療法を指導医から学ぶ。

<眼科 臨床研修プログラム>
Ⅰ)到達目標
眼科は非常に専門性の高い診療科であるが、本プログラムにおいては、日常診療の場におい
て、最も頻繁に遭遇する眼科疾患や、全身疾患に関連する眼科疾患について、必要な基本的知
識とプライマリーケアを含めた眼科的診療技術を習得する。
Ⅱ)基本方針
1) 3 ヶ月のカリキュラムでは、基本的な眼科知識を習得した上で

<スケジュール2>

■必修A,B,C は、小児科、外科、整形外科を行う。(1診療科を2ヶ月、2診療科を1ヶ月)
■選択1,2,3 は、「内科、神経内科、循環器科、消化器科、肝臓内科、心療内科・精神科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、地域保健」から重複選択可とする。

研修情報詳細
医療機関
明石市立市民病院
詳しい医療機関情報
インタビュー
●指導医からの一言

明石はいいところですよ。自然の浜で海水浴もできるし、病院の隣は県立明石公園で桜の名所でもあります。また、最寄の明石駅から神戸三宮まで電車で15分、大阪梅田まで35分と交通の便利なところです。病院は398床で研修病院として大きいとはいえませんが、様々な背景を持った多くの患者さんが毎日外来受診あるいは入院されます。症例数も多くスタッフも研修医教育に熱意を持っています。研修は「受ける」ものではなく「自分で行う」ものです。そのための環境を明石市立市民病院は十分に提供します。
マッチングプログラム
参加
研修タイプ
基幹型、基幹型
初期研修医数
■7名   内訳<男性6名/女性1名>
初期研修指導医数
■40名
初期研修医の出身大学
■山口大学 ■近畿大学 ■琉球大学 ■京都府立医科大学 ■高知大学 ■奈良県立医科大学
カンファレンスについて
***********
初期研修終了後の進路
■同院での後期研修  ■大学病院等への紹介
病院見学日
■随時 (同院ホームページ記載の専用 E-mailアドレスに申込要)
試験日程
■お問い合わせください 。

選考方法
■書類審査  ■面接
応募資格
■医学部または医科大学を卒業見込者
■医師免許を取得見込みの者
■既に大学の医学部または医科大学を卒業し医師免許を取得見込者
■医師免許を取得した者で卒後臨床研修を受けていない者
■マッチングプログラム参加者
応募締切
■応相談
採用予定人数
■4名
応募方法
■履歴書  ■卒業見込証明書
応募連絡先
■担当者総務課:長谷川
■TEL078-918-5329(直通)
■E-mail byoinsom@city.akashi.lg.jp
募集要項(条件面)
身分
■常勤医師嘱託(研修医)
給与(1年目)
■給与(卒後1年次)/月額 318,500円 (副直月4回の場合の総額)
給与(2年目)
■給与(卒後2年次)/月額 334,300円 (副直月4回の場合の総額)
賞与
**************
当直回数
<当直回数>
■1年次:4~5回/月  ■2年次:4~5回/月


<当直手当>
■1年次:10,000円/回  ■2年次:10,000円/回
社会保険
■全国健康保険協会管掌健康保険 ■厚生年金保険 ■雇用保険 ■労災保険 有
医師賠償責任保険
■応相談
その他保険
***********
福利厚生
***********
宿舎・住宅
■病院敷地内の単身寮(ワンルーム、家賃月額20,000円)
■既婚者等には病院による借り上げ制度 有
その他条件

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